2017-08

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「神様からのメッセージ」

美瑛のメッカとなっているお花畑は、あちらこちらの農園で見られ、
9月も後半だというのに、まだまだ綺麗に咲き誇っていました。
↓の2枚の写真はファーム冨田さんのパッチワーク畑です。

DSCF9108.jpg

DSCF9113 (640x480)





DSCF9172.jpg

↑の真ん中の白いお花の先に、ぽつんと黒く見えるのは、人なんですよ^^
↑と↓の2枚は 四季彩の丘 というお花畑です。
DSCF9174.jpg

そしてこの四季彩の丘の近くには、「拓真館」という写真館があります。
美瑛町や富良野一帯の風景に惚れ込んで風景写真を撮り続けてきた
前田真三氏の作品を展示するべく、昭和62年7月、廃校となった小学校体育館を
改築してオープンしたギャラリーです。
前田真三さんこそが、美瑛の丘のパッチワーク写真を世に知らしめた方です。

DSCF9164.jpg

こちらもご紹介したいギャラリーなのですが、今回はもう一つ訪れた別のギャラリー、
 「西美の杜美術館」のことを書きます。
こちらも廃校となった小学校を改築したところです。

01459ae3302034787_1.jpg

最近1ヶ月間の不食をされて話題になった俳優の榎木孝明氏が描く水彩画の他、
両義手で農民画家として知られる大野勝彦氏の詩画、横山大二郎氏の油絵などが
展示されているのですが、私が今回とても心打たれた大野勝彦氏のことを、
少し触れたいと思います。

大野勝彦氏は昭和19年2月3日熊本で生まれ、高校卒業後は実家の農家
(ハウス園芸)を営んでおられましたが、 平成元年の45歳の時に農作業中、
トラクターに両手を巻き込まれ、手を切って助かるか死かという選択肢しか
残されないなか、やむなく両手を切断。
両手を失った失意のどん底から独学で創­作の道を歩み始めた大野氏の、
さりげない言葉に込められた心情やほとばし­る情熱が、作品に描かれています。

oono_ph.jpg

事故で両腕を失う前の大野氏は丈夫な身体で、よその2倍も3倍もある耕地から
高収穫高をあげ、町や農業団体の役職も兼ておられました。
そんな自信に満ちた働き者だった大野氏は事故で、
一番価値のない人間に成り下がったかのように思えたそうです。

しかし今、大野氏の作品から伝わってくる力強く生きる歓びを、
再び思い出し人生を見つめ直す方々が大勢あるそうです。
私も沢山の展示された作品を読ませてただいて、終始涙がとまらなかったです。

もし皆さんの中に美瑛に行かれる方があったら
是非 「西美の杜美術館」には行ってほしいです。

大野氏の美術館は他に、阿蘇と大分にもあります。
阿蘇長陽村(現南阿蘇村)  「風の丘 阿蘇大野勝彦美術館」
大分県九重町  「風の丘 飯田高原大野勝彦美術館」


img_detail09-1.jpg

「逃げるな」

お前が逃げるのに困らぬように 足は二本 残しておいた 
さぁ どうする!!

----

私が美術館で一番感動して涙が止まらなかった作品が、
サンマーク出版「はい、わかりました」という著書にありました。


「はい、わかりました」大野勝彦、サンマーク出版

p66   「神様からのメッセージ」

それでも生きるんじゃ
それだから生きるんじゃ

何だ偉そうに
「格好悪い。ああ人生はおしまいだ」
なんて、一人前の口を叩くな

あのな、お前が手を切って
悲劇の主人公みたいな顔をして
ベッドで、うなっていた時なー

家族みんな、誰も一言も
声が出なかったんだぞ

ご飯な、食卓に並べるのは並べるけど、
箸をつける者はだぁれもいなかったんだぞ

これまで一度も、神様に手なんか
合わせたことがない三人の子どもらナ
毎晩、じいさんと一緒に、正座して
神様に手を合わせたんだぞ

バカが
そんな気持ちもわからんと
「なんも生きる夢がのうなった」
「他の人がバカにする」

そんなこと言うとるんだったら
早よ、死ね

こちらがおことわりじゃ
お前のそんな顔見とうもナイワイ
どっか行って、メソメソと
遺書でも書いて、早よ、死ね

なー体が欠けたんじゃ
それでも生きるんじゃ
それだから生きるんじゃ

考えてみい、お前の両親いくつと思う
腰曲がって、少々ボケて、もう年なんじゃ

一度くらい、こやつが、私の子供で良かった
「ハイハイ、これは私達の自慢作です」って
人前でいばらしてやらんかい
もう時間がなかぞ

両手を切って、手は宝物だった
持っているうちに、気づけば良かった
それに気づかんと、おしいことをした
それが分かったんだったら
腰の曲がった、親の後姿よー見てみい

親孝行せにゃーと、お前が本気で思ったら
それは、両手を切ったお陰じゃないか……

今度の事故はな
あの老いた二人には、こたえとるわい

親父な、無口な親父な
七キロもやせたんだぞ

「ありがとう」の一言も言うてみい
涙流して喜ぶぞ、それが出来て
初めて人ってもんだ

子供達に、お前これまで何してやった
作りっぱなし、自分の気持ちでドナリッパナシ
思うようにならんと
子育てに失敗した、子育てに失敗した

あたり前じゃ
お前は、子育ての前に
自分づくりに失敗してるじゃなかか

あの三人は、いじらしいじゃないか
病室に入って来る時ニコニコしとったろが
お前は「子達は俺の痛みも分かっとらん」
と俺にグチ、こぼしとった

本当はな、病室の前で、涙を拭いて
「お父さんの前では楽しか話ばっかりするとよ」と、
確認して三人で頭でうなずき合ってから
ドアを開けたんだぞ 学校へ行ってなー
「俺の父さんは手を切ってもすごいんだぞ。
何でも出来て、人前だって平気なんだぞ」
仲間に自慢しているっていうぞ

その姿思ってみい
先に逝った手が泣いて喜ぶぞ
しゃんとせにゃ

よし、俺が見届けてやろう
お前が死ぬ時な
「よーやった。お父さんすばらしかった。
父さんの子供で良かった」
子供が一人でも口走ったら俺の負けじゃ
分かったか

どうせまた、言い訳ばかりしてブツブツ言うだろうが
かかってこんかい!
ぶつかってこんかい
死んだつもりでやらんかい

もう一遍言うぞ
大切な人の喜ぶことをするのが人生ぞ
大切な人の喜ぶことをするのが人生ぞ

時間がなかぞ………………
時間がなかぞ………………



「風の丘 阿蘇大野勝彦美術館」






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